Google広告のユーザーターゲティング機能は本当にスゴイです。
”スゴイ”というのは、「えっ、そんなターゲティングまで出来ちゃうの?!」という驚きすら、感じさせてくれるからです。
GoogleのDisplay広告にて、「カスタム オーディエンス」という機能を活用すれば、“競合のウェブサイトを閲覧しているユーザー”に絞って、Display広告を配信することが可能になります。
Google広告の管理画面上での設定方法は簡単です。
①まず、一番左のグレー背景のメニューにて設定したい広告グループをセレクトし、
②その右隣のメニュー内の「オーディエンス」をセレクトします。
③ブルーの鉛筆アイコンをクリックし、「オーディエンスを編集」をクリックすると画面が下記に変わります。
④「◎ターゲティング」がセレクトされている状態で「閲覧」をクリックし、
⑤「お客様のカスタム オーディエンス」をクリックし、次の画面で「+カスタムオーディエンス」をクリックすると下記ポップアップ画面が立ち上がります。
⑥の「特定の種類のウェブサイトを閲覧するユーザー」をクリックするとURL入力画面が現れるので、そこに対象となる競合サイトのURL入力で、設定完了です。
このターゲティング方法をうまく活用すれば、
“競合商品の認知度が非常に高いのに対し、自社商品は、まだほとんど世に知られていない。
キーワード広告においても、クリック単価や予算の関係で、なかなかユーザーへのインプレッションが獲得できない…”
そんな場合にとても有効なターゲティング方法かと思います。
しかし、例え上手くターゲットユーザーへのインプレッションが稼げたとしても、競合商品と同じような訴求をしても、ユーザーが自社商品を選んでくれる可能性は低いと考えます。
同じような商品でも、競合商品にはない魅力を前面に訴求することで、ユーザーが自社商品の魅力を感じ始めるのです。
例えば、該当の商品がドライヤーだとします。
【競合ドライヤー】
・機能[1]…髪がサラサラになり、艶を出すことができるマイナスイオン供給機能
・機能[2]…髪や頭皮にやさしい、細かい温度調整が可能なスカルプモード付
・価格…29,800円
【自社ドライヤー】
・機能[1]…髪がサラサラになり、艶を出すことができるマイナスイオン供給機能 のみ
・価格…16,800円
競合ドライヤーは非常に多機能高性能な魅力商品ですが、ターゲットユーザーの中には、スカルプモードまでは必要なく、コストパフォーマンス重視というユーザー層もきっと何割かいると考えられます。
そういったユーザー層に、競合商品だけでなく、コスパに優れた自社商品も認知させることで、商品を比較検討してもらい、自社商品購入に至ってくれるユーザーも期待できそうですね。
前述したように、競合の存在が非常に大きくて、ターゲットユーザーになかなか自社の認知を広げられないとお悩みの方には、ぜひ一度トライしていただきたい広告手法です。