ウェブ広告SEOコンサルウェブマーケティング

製造メーカーのウェブ集客を成功させる|マーケティングに必要な2つの要素その①

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

長尾 真介

ウェブ戦略を成功させるために必要な、たった2つの要素とは【集客編】

自社のウェブサイトに対し「多くの見込み顧客の訪問」と「説得力あるコンテンツ」の2つの要素に絞って検討すると、やるべき施策はおのずと定まってきます。デスクトップPCからの訪問が多い製造業界では、ウェブ広告SEOを両輪で回すことで、長期的に安定した集客基盤を築けます。

本記事では、製造メーカー様に採用していただきたい「有効な集客施策」についての基本を解説いたします。

ウェブマーケティングの成功に必須な2つの要素

ウェブマーケティングを成功させるために、どう取り組んでいけばよいのか、悩まれている経営者様も多いかと思います。ウェブ制作会社に提案を求めれば、会社ごとに提案してくる施策や重要視するポイントは様々でしょう。またネットに答えを求めて検索もすれば、SEO、LPO、コンテンツマーケティング、リスティング広告、SNSマーケティング…。目に入ってくる施策情報が多すぎて、どれを採用すれば正しいのか判断のしようもありません。

しかし、ウェブマーケティングを成功させるための要素を整理すると、それはたった2つに絞られます。

有効な集客施策が必要-説得できる内容が必要

  • 見込み顧客を、できるだけ多くサイトに訪問させる
  • 訪問した見込み顧客に、お問い合わせしてもうらよう動かす

 

この2つです。
つまり「自社にとって有効な集客施策」を運用し、「見込み顧客を説得させる内容」をウェブサイトに掲載できれば、ウェブマーケティングの成功は、グッと引き寄せられるでしょう。

 

「見込み顧客を説得させる内容」についてはこちらより
> 製造メーカーのウェブコンテンツ作成法|マーケティングに必要な2つの要素②

製造メーカー様にとって有効な集客施策

まずは集客施策を検討します。

集客には様々な方法がありますが、弊社が管理している製造業関連サイトのアクセスデータを見る限り、サイト訪問ユーザーの8割近くはパソコンでの閲覧です。つまりセレクトする集客方法は、SNS関連は優先度を下げてよく、主にブラウザ検索するユーザーを、優先的に集客できる方法が効率的と言えます。

集客には、様々な方法があります

特に製造メーカー様においては、例えばイプロスサイトに自社を掲載し、そのサイト内でのアピールや広告配信が可能です。また自動車関連の製品を扱うメーカー様なら、マークラインズサイト内に広告を出稿できますし、会員向けにメルマガ配信を行うことも選択肢の一つです。

しかし、施策を持続することで集客力の向上を図れたり、お問い合わせに至りやすいユーザーの精度を上げられる施策としては、ウェブ広告SEOがもっともインパクトがあると考えます。

ウェブ広告の概要

概要程度はご存じかも知れませんが、ウェブ広告とは、関連キーワードで検索したターゲットに、自社の広告を表示できるものです。
例えば「リバースエンジニアリング 費用」というキーワードで検索したターゲットに対し、下図のような形式で、検索結果の上位に、自社サイトへのリンクを「広告」として表示することが可能です。有料なので、1回クリックされるごとにお金を支払う仕組みです。

関連キーワードで検索したターゲットに広告を表示できる

特徴としては、例えば、1日の予算3,000円を上限とし、仮に1回のクリックに100円課金されるとしたら、1日に訪問させられる人数は、30人でストップされます。つまり、単純に1日の予算を上げない限り、サイトへの訪問を大幅に増やすことは困難です。

しかし、広告は出稿後すぐに反映されるので、即効性のある集客が可能です。ウェブサイトへの集客施策としては、もっともメジャーな方法と言えるでしょう。

SEOの概要

SEOという言葉自体は聞いたこともあると思います。ウェブ広告とは違い、お金をかけず、検索結果の上位に自社サイトへのリンクを表示させる集客方法です。
検索されたキーワードで上位表示が出来れば、それだけ多くのユーザーをサイト訪問させることができるでしょう。特に、検索される回数の多い、人気のキーワードであるほど、さらに多くのユーザーを集客できます。
当然ながら課金されないため、訪問させられる人数に制限はありません。

広告費をかけず、検索結果の上位に自社を表示させる

しかし即効性が無く、効果が出るには数ヶ月を要しますので、中長期的な計画を立て、コンテンツページ生産の継続が必要になります。

とはいえ、このSEO施策に成功すると、月間で数万アクセスを獲得することも不可能ではありません。圧倒的な集客力を秘めています。弊社がサポートさせていただいている中小規模の製造メーカー様においても、サイト公開後、3年も経たない間に月間3万アクセスを獲得できるサイトに成長しております。

ウェブ広告とSEO メリット・デメリット

ウェブ広告とSEOは、両者とも非常に有効な集客施策ですが、一長一短があります。ここでは、個々のメリット・デメリットを表にまとめました。

 

ウェブ広告 SEO
広告出稿した瞬間から表示が可能 上位表示が叶うまでに数カ月は要する
広告費用が必要。1クリック課金 表示をさせるための費用は不要
リニューアル時に、しっかりとしたランディングページが用意できればOK SEO成功のためには、中長期的にコンテンツ制作の継続が必要
広告出稿をストップしたら広告経由のアクセスはゼロになる 上位表示が獲得できたページは、よほどのことがない限り順位が大きく下がることはない

 

以上のように、長期的なウェブサイトの成長を戦略の軸とするなら、両者を併用した運用を弊社では推奨しております。

地方のウェブ制作市場に蔓延する誤解

弊社は名古屋に拠点を置くウェブマーケティング支援会社です。

普段、地方の製造メーカー様にウェブサイトのお悩みを伺うと、集客施策が疎かになっているケースが多いように感じます。更に問題なのは、「見た目の良さやインパクトのあるウェブサイトが、効果をもたらしてくれる」という誤解が、地方のウェブ制作市場に蔓延しているようにすら思えます。

冒頭で述べた通り、ウェブマーケティングの成功には、効果的な集客施策説得力あるコンテンツが不可欠です。見た目の良さに頼るのではなく、ロジカルな戦略立てを行わなければ、ウェブサイトからの持続的な効果は得られないでしょう。

ウェブサイトの効果でお悩みの製造メーカー経営者様へ

ウェブサイトの効果でお悩みの製造メーカー経営者様、自社サイトの集客施策は、明確に運用されていますでしょうか?なかなかウェブサイトで効果が出ないのは、集客施策が上手くいっていないことが要因の一つかもしれません。
弊社ベルフォート株式会社は、まずはその原因を知るところから、お手伝いいたします。

 

 

このコンテンツの著者

長尾 真介

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

2004年、グラフィックデザイナーとして広告代理店に就職。2007年よりウェブデザイナーに転職し、以降ウェブとグラフィック両方のデザイン実務経験を積む。
2012年にウェブ解析士、2013年に上級ウェブ解析士の資格を取得したことで、ウェブマーケティングの業務に傾倒。マーケティング提案からウェブサイト企画、デザインまで一貫したディレクションを担う。

2016年、プラスチック成形メーカーの金型部門で、ブロー成形金型の設計に転職。主に自動車のガソリンタンク型を担当し、設計業務だけにとどまらず、最終的にチームリーダーとしてプロジェクト全体のディレクションまでを担当。
2019年9月に独立・創業し、製造業界をターゲットにしたウェブマーケティングサービスをスタート。2年後の2021年10月に法人化し、現在に至る。

【保有資格】
(一社)ウェブ解析士協会認定「上級ウェブ解析士」
(一社)全日本SEO協会認定「認定SEOコンサルタント」
(一社)ウェブ広告協会認定「ウェブ広告エキスパート Silver」
(一社)ウェブ解析士協会認定「初級SNSマネージャー」

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