ウェブサイト制作ウェブマーケティング

製造業界に正しいウェブマーケティングを|ウェブ制作市場の問題点を説く

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

長尾 真介

製造メーカーがウェブ戦略で成功するには?地方におけるウェブ制作市場の問題点

地方の製造メーカー様において、ウェブサイトが新規顧客獲得に効果を発揮できない原因は、製造メーカー様側の要求と、受注側であるウェブ制作会社がコミットできるポイントに、ズレが生じているのではないでしょうか。
本記事では、そのズレが生じる原因と、ウェブサイトが効果を発揮するための考え方を解説しています。

効果が出せてないウェブサイト その原因は?

製造メーカー様で、特に地方にて事業を営んでいる経営者様。ウェブサイトが新規顧客獲得に貢献できてないとお悩みの方は、かなり多いのではないでしょうか。
下記に、2012年の少々古い統計データにはなりますが、ウェブサイトの開設を実施したことにより、販売先の数が「大幅に増加した」とする企業は、全体の4%にも満たないという客観的データが、中小企業庁より発表されています。

小規模事業者の自社ホームページの開設の有無と販売先数の変化

資料:中小企業庁委託「IT の活用に関するアンケート調査」(2012 年11 月、三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(株))

 

しかし一方で、製造業者が製品を探す際、最も頼りにしている媒体として、1位に「Google等の検索エンジン」、2位に「企業のウェブサイト」という統計データもあります。

あなたがユーザーとして製品を探す際、どのような媒体を利用しますか。

調査方法:インターネット調査
調査機関:2023年1月24日~25日
調査機関:イントリックス株式会社
参  考:製造業-オンラインでの製品選定における実態調査
https://www.intrix.co.jp/btob-marketing-columns/downloads/wp-product-selection/

 

つまり製造業界において、見込み顧客がウェブ検索やウェブサイトの情報を通じて、積極的に製品・サービスを探しているという事実があるにもかかわらず、ウェブサイトを開設している企業様の多くが、その恩恵を受けられていない。

この両者のズレは、なぜ起こっているのでしょうか。

地方のウェブ制作市場における問題点

そもそも、地方の製造メーカー様が「ウェブサイトの効果をもっと上げたい」と頼る相手の選択肢は、近場のウェブ制作会社一択になっているかと思います。その「近場の制作会社」に、「新規のお問い合わせの増加」を期待してサイト制作を発注しても、デザイン一新による一時的な満足は得られるものの、効果が出ないまたは続かないといった経験をされていませんでしょうか。

効果が出るサイトを作ってくれるウェブ制作会社を探し求め、4~5年毎に、つど業者をとっかえひっかえ

そして、効果が出るサイトを作れるウェブ制作会社を探し求め、4~5年毎に、つど業者をとっかえひっかえ…。最終的には、「ウェブサイトは作っても意味がないんじゃないか?」という考えに陥ってしまう。そういった経験をされている経営者様はきっと少なくないでしょう。まさに「地方のウェブ制作市場における大きな問題点」です。

サイト制作の発注側と受注側 コミットポイントのズレ

一定の、特に地方のウェブ制作会社様は、ウェブサイトを制作して納品するまでをゴールとしています。できるだけ多くの顧客のウェブサイトを納品することで、会社の売り上げをつくっている業態です。
つまり、納品数をこなすことが目的なので、顧客の成果や業績貢献までに関与はしたくなく、そのため、ウェブを活用したマーケティング手法のノウハウを保有していない会社が多いのかもしれません。

コミットポイントのズレ

これは、お問い合わせを増やしてくれるサイトを求める経営者様と、受注側であるウェブ制作会社がコミットできるポイントに、ズレが生じているのではないでしょうか。

いいウェブサイトとは、金のなる木?

いいウェブサイトさえできれば、お問い合わせを発生させ続けてくれる!

それは幻想です。

さも「金のなる木を作ってくれ!」と言わんばかりに、新規顧客からの引き合いをじゃんじゃん生んでくれるウェブサイトを求める…。そんなウェブサイトを作れる制作会社は、全国どこにも存在しないでしょう。

いいウェブサイトとは、金のなる木

ウェブサイトとは、単なるメディアに過ぎません。
ウェブサイトとは、単なる情報発信のツールに過ぎません。

ウェブマーケティングこそ、悩める経営者様へのコミットポイント

ウェブサイトを活用したマーケティング活動、「ウェブマーケティング」を自社内に取り込む。それが、ウェブ活用に悩む、製造メーカー経営者様へのコミットポイントと考えます。

ウェブマーケティングこそ、悩める経営者様へのコミットポイント

  • ウェブ集客のノウハウを取り入れ、自社サイトに見込み顧客をたくさん集める
  • 競合他社を研究することで、自社の強みを発掘する
  • 顧客の悩み・課題を深く知り、解決方法を広く発信する
  • 顧客の悩み・課題と、自社の強みをマッチングさせる

 

これらを行って初めて、見込み顧客からの問い合せにつながります。
つまり、上記のようなウェブマーケティングを施策することで、ウェブサイトは、自社と見込み顧客とを出逢わせる有益な「プラットフォーム」になり得るのです。

製造メーカー様が正しくウェブマーケティングを進めるために

制作会社様に、効果を期待してウェブサイト制作を求めるなら、少なくとも以下の項目あたりは確認していただくことをお勧めします。

 

  • サイト制作の着手前から、的確な集客施策(SEOやウェブ広告)の提案を行ってくれるか
  • SEOやウェブ広告について詳しく解説でき、運用の実績はもっているか
  • アクセス解析を取り入れ、客観的なデータをもとにサイト改善の体制を提案してくれるか
  • お問い合わせ数の増加をKPIとし、サイト制作から集客施策、運用計画までトータルでプランニングしてくれるか

 

特に製造業界は専門性が高く、メーカー様固有の技術や知識を、ウェブサイト上のコンテンツに展開することは容易ではありません。また、業界特有の商流への理解や基礎的な知識が無くては、ターゲットの集客からお問い合わせに繋げるまでの、精度の高いウェブマーケティングをプランニングすることはままならないでしょう。

その点、弊社ベルフォートは、代表による金型設計の実務経験と、特に樹脂成形・金型製作・自動機/省人化装置の製造現場で得た経験や知識を、サービスに組み込んでおります。そして実際に、製造メーカーのお客様にて、ウェブサイトの制作から運用までの成功実績もございます。

ウェブサイトの効果でお悩みの製造メーカー経営者様へ

ウェブサイトの効果でお悩みの経営者様、ベルフォート株式会社までお気軽にお問い合わせください。また、弊社にいただくお問い合わせの中でも、よくある質問もご用意しています。お役立ちいただければ幸いです。

 

 

このコンテンツの著者

長尾 真介

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

2004年、グラフィックデザイナーとして広告代理店に就職。2007年よりウェブデザイナーに転職し、以降ウェブとグラフィック両方のデザイン実務経験を積む。
2012年にウェブ解析士、2013年に上級ウェブ解析士の資格を取得したことで、ウェブマーケティングの業務に傾倒。マーケティング提案からウェブサイト企画、デザインまで一貫したディレクションを担う。

2016年、プラスチック成形メーカーの金型部門で、ブロー成形金型の設計に転職。主に自動車のガソリンタンク型を担当し、設計業務だけにとどまらず、最終的にチームリーダーとしてプロジェクト全体のディレクションまでを担当。
2019年9月に独立・創業し、製造業界をターゲットにしたウェブマーケティングサービスをスタート。2年後の2021年10月に法人化し、現在に至る。

【保有資格】
(一社)ウェブ解析士協会認定「上級ウェブ解析士」
(一社)全日本SEO協会認定「認定SEOコンサルタント」
(一社)ウェブ広告協会認定「ウェブ広告エキスパート Silver」
(一社)ウェブ解析士協会認定「初級SNSマネージャー」

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