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検索エンジンの最適化(SEO)には、SEO対策だけに頼るべきでない理由とは

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

長尾 真介

検索エンジンの最適化(SEO)には、SEO対策だけに頼るべきでない理由とは

SEO(検索エンジン最適化)の取り組みは、自社サイトへのアクセス増加に大きな影響を与える重要な戦略です。SEOとは、広告費などの予算に対する制約を受けないため、適切に実施すれば人気キーワードでの上位表示を通じて、多くの訪問者を獲得することも不可能ではありません。

しかし弊社としては、集客戦略を「SEO対策のみ」に依存することは推奨しません。その考え方は、実際にはSEOの利点を最大限に活かすチャンスを減少させかねません。

本記事ではこの理由を深掘りし、弊社の具体的な取り組み事例を交えながら、なぜSEO対策に加えて他の施策も考慮すべきなのかを、詳しく解説していきます。

SEO成果を獲得するために「ウェブサイトを宣伝する」ことの重要性

Google公式のSEO関連情報ポータル「Google 検索セントラル」は、SEO対策の前段階として、自社のウェブサイトや新しく作成したコンテンツを積極的に「宣伝」し、まずはその認知度を高めることの重要性を強調しています。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

Google公式のSEO関連情報ポータル [Google 検索セントラル]
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」より抜粋

 

ここで、「自社の認知を広げるために、SEO対策に努力をするのでは?」と考えがちですが、SEOで上位表示を目指すには、ターゲットユーザーやGoogleのクローラーからの「評価」が不可欠です。この評価が検索結果の最適化に大きく影響し、結果的に上位表示へと繋がるという順序です。

繰り返しになりますが、SEOでの上位表示を目指すならば、ウェブサイトや新規コンテンツを、まずは広く知ってもらうこと。できる限り多くのユーザーやクローラーにページ閲覧してもらい、評価を受けることが先決です。

宣伝施策を通じて認知度を高めることは、検索結果での成功への第一歩と言えるでしょう。

SEOと同時並行させる施策の事例紹介

弊社ベルフォートが運営サポートしている製造系オウンドメディアは、公開からわずか3年で月間3万アクセスを達成し、その大部分をSEOによって獲得しています。しかし、この集客力に到達する過程では、SEO対策だけでなく、他の宣伝手法にも積極的に取り組んできました。

ここでは、SEOの取り組みと並行して実施した「宣伝手法」とその効果について、具体的な事例を交えてご紹介します。

Display広告による宣伝と効果

2021年4月にサイトを公開してから半年が経過し、約30記事程度のコンテンツを公開できた段階で、主要なコンテンツページにDisplay広告を投入しました。それまでの月間アクセスは、自然検索での流入で数百程度でしたが、広告投入により追加で2,000~3,000アクセスを獲得していきました。

Display広告による宣伝と効果

広告を7ヶ月間継続した結果、平行してSEO経由のアクセスも順調に伸びていきました。そしてSEO経由で5,000アクセスを超えた頃に一旦広告を終了させたところ、終えた次の月以降、急激なSEOによるアクセス増が実現したのです。

 

当然その効果とは、毎月有効なコンテンツを一定数公開し続けていたことも大きな要因でしょう。しかしサイトを公開し、まだまだ認知が広がらない時期に、広告で宣伝することでまとまった数のアクセス数を確保出来ていたこと。これが、多くのユーザーやGoogleのクローラーから「評価をしてもらう機会」を多く創出し、結果SEO対策に大きく貢献する大きな要因となったのでしょう。

主要なコンテンツはハウスリストへのメルマガで宣伝

弊社が運営サポートを行っている製造系オウンドメディアは、現在、多くの関連キーワードでGoogle検索結果の上位に位置しています。

ベルフォートがサポートする製造系ウェブサイトにて上位表示を獲得した人気キーワードと、2023年10月時点での獲得順位

これらのキーワードのランディング先となるコンテンツページは、新規で公開する度に、必ずハウスリストへのメルマガでお知らせし、読者に対してページ訪問を促しています。

このアプローチにより、一つのコンテンツにつき平均して500から1,000近くのクリックアクセスを発生させており、これは各コンテンツの宣伝及びその認知度拡大に、大きく貢献してくれていたでしょう。

 

詳細なデータ収集までは行っていませんが、主要なコンテンツのいくつかに注目して観察していたところ、メルマガでの宣伝が功を奏し、目標としていたキーワードでの検索結果として、公開から1~2ヶ月で概ね「5位以内」へのランクインを達成していると感じています。

この事例からも、メルマガを活用したコンテンツ宣伝の有効性を感じずにはいられませんね。

ユーザーやクローラーに「見つけてもらいやすい」こと

SEO対策を最大限に活かすためには、ターゲットとなるユーザーやGoogleクローラーが「見つけやすい」ような工夫を施すことが重要です。先に紹介した宣伝手法だけでなく、ソーシャルメディアでの積極的なプロモーションや、ユーザーによる口コミでの促進も大切です。

これらのオンライン戦略に加えて、ウェブサイトへの注目を集めるために名刺やチラシ、会社案内といったオフラインの媒体を利用することも、非常に効果的なアプローチです。

 

これらの方法は、より多くの訪問者を引き寄せるために、SEO対策の努力を補完し強化するものです。ユーザーだけでなく検索エンジンのクローラーにも、サイトを「見つけてもらいやすく」するこれらの戦略は、SEOの成功を大きく左右する要素となります。

ウェブサイトの集客施策にお悩みの製造メーカー経営者様へ

いかがでしたでしょうか。
弊社のSEO担当者は、(一社)全日本SEO協会の認定資格を取得した『認定SEOコンサルタント』です。常に正確で最新のSEO対策の知識を保ち、かつ実際に製造メーカー様で成果を上げることで、業界に特化したSEOベンダーを自負しています。また、弊社ではSEOとウェブ広告を戦略的に組み合わせることで、プロジェクトスタート時から、中長期的に結果の出せる強固な集客基盤を構築します。

自社のSEO戦略、または集客全体にお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

 

 

このコンテンツの著者

長尾 真介

ベルフォート株式会社 代表取締役社長

2004年、グラフィックデザイナーとして広告代理店に就職。2007年よりウェブデザイナーに転職し、以降ウェブとグラフィック両方のデザイン実務経験を積む。
2012年にウェブ解析士、2013年に上級ウェブ解析士の資格を取得したことで、ウェブマーケティングの業務に傾倒。マーケティング提案からウェブサイト企画、デザインまで一貫したディレクションを担う。

2016年、プラスチック成形メーカーの金型部門で、ブロー成形金型の設計に転職。主に自動車のガソリンタンク型を担当し、設計業務だけにとどまらず、最終的にチームリーダーとしてプロジェクト全体のディレクションまでを担当。
2019年9月に独立・創業し、製造業界をターゲットにしたウェブマーケティングサービスをスタート。2年後の2021年10月に法人化し、現在に至る。

【保有資格】
(一社)ウェブ解析士協会認定「上級ウェブ解析士」
(一社)全日本SEO協会認定「認定SEOコンサルタント」
(一社)ウェブ広告協会認定「ウェブ広告エキスパート Silver」
(一社)ウェブ解析士協会認定「初級SNSマネージャー」

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