ウェブサイト制作時のSEO対策の重要性を説く|新規顧客の増加を目指す
ベルフォート株式会社 代表取締役社長
長尾 真介
ウェブサイトの制作やリニューアルにおいては、SEO対策の実施が極めて重要です。なぜなら、するとしないで、ウェブサイト経由で新規顧客を増やせるか増やせないかを、大きく左右してしまうからです。
本記事では、サイトが新しい顧客を増やすための検索キーワードに対する考え方と、サイト制作時に最低限抑えておきたいSEO対策の基本を解説しています。
目次
SEO対策が十分なサイトは新規顧客の増加に有利?
特に広告などで集客を行っていない場合、注目してほしいポイントがあります。まずは、現状のサイトに、どの様にユーザーがアクセスしてきているかを把握してほしいのです。
※Google Search Consoleで調べると、自社サイトにどんなキーワードで自然検索流入されているかが分かります。
上記のように、もし御社の社名での検索が主要なアクセス源だったとしたら、将来的な新規顧客獲得の見込みは低い可能性があるでしょう。
キーワードアクセスで広がる新規顧客獲得の可能性
「自動機製造」を主な事業にする製造メーカー様を例に挙げてみます。
もし、社名検索でのアクセスが多くを占めていれば、おそらく「既存のお客様」が御社名を知っていて検索していると考えられます。つまり、アクセスしてくるのは既存のお客様、または既に御社名を知っている人物ばかりということになります。
一方で、「自動機製造」に関連するキーワードでのアクセスが一定数ある場合、それは自動機製造に興味を持ちつつ、まだ御社を知らない「新しい顧客」が訪れている可能性があります。つまり、新規顧客獲得の可能性が広がりそうです。
結論として、ウェブサイト制作において重要なのは、社名だけでの検索アクセスだけでなく、御社の事業に関連するキーワードでのアクセスを増やすことです。そのためにもウェブサイト制作時には、最低限のSEO対策の実施が必須となってきます。
SEO効果には、やはりテキストが最も確実な手段
Google公式のSEO関連情報ポータルサイト「Google検索セントラル」では、Googleのクロールが、サイトを認識しやすくするために、以下の注意点を掲載しています。
サイトの主要な情報は、グラフィックスではなく、テキストで記述します。Googleではさまざまなファイル形式の解析やインデックス登録が可能ですが、ページの内容を認識するうえでは、やはりテキストが最も確実な手段です。
出展:Google検索セントラル「ウェブサイトのSEOの管理」から一部抜粋
ウェブサイト制作時に最低限意識しておきたいのは、ユーザーやGoogleのクローラーに対しても、しっかりとしたテキスト文章で、自社のサービスや商品の魅力、強みを訴求すべきです。それがSEO効果を獲得する主要な対策です。
数百ページものコンテンツを制作してきた弊社の経験から言えることは、自社サービスを十分に説明するには、最低でも1ページあたり1,000文字以上が必要です。特定のキーワードで上位表示を目指す場合は、2,500~3,000文字以上を目指したいところです。
見た目の良いサイトが顧客を引き寄せるわけではない
御社がウェブサイト制作を制作会社に依頼する際、どの観点で選定していますか?装飾性の強いデザインや、エンターテインメント性の高いウェブサイトを優先的に求めてしまっていませんか?
もちろん、見栄えが良く楽しいウェブサイトは魅力的です。そういうウェブサイトを持ちたいという所有欲はあって然りです。しかしそのようなデザインが、必ずしも見込み顧客を引き寄せるわけではないことを理解していただきたいです。
見た目だけに注力したウェブサイトでは、発注した会社と制作会社の間だけの、「一時的な満足感」しか得られないでしょう。いわゆる「自己満足」です。「新規顧客獲得」としての効果が感じられなければ、せっかく作った自社サイトに対する興味も、徐々に薄れてしまうかもしれません。
製造業のウェブ戦略:言葉で語る魅力とSEO効果
ウェブサイトを制作する際に最も大切なのは、自社の潜在的な顧客に向けて、サービス・製品の魅力や強みを、言葉で詳しく説明することだと、弊社は考えています。そうしたサイト作りが、SEO効果を引き出すには最も大切なプロセスです。
自社製品を導入したユーザーの感想や、課題解決をしたエピソードなどは、新たな顧客からの接触の機会をきっともたらしてくれるでしょう。
ウェブ集客でお悩みの製造メーカー経営者様へ
弊社はこれまで長らく製造メーカー様のウェブ戦略を支援してまいりました。高い専門性を持つサービスであっても、製造現場での実践経験と、数多くの製造系コンテンツサイトの運営経験が、弊社の強みとなっています。
自社サイトにおいて、特に集客やSEO対策にお悩みの経営者様、どうぞお気軽にお問い合わせください。弊社の経験と専門知識を活かし、お客様のウェブ戦略に対する最適なサポートを提供いたします。
このコンテンツの著者
長尾 真介
ベルフォート株式会社 代表取締役社長
2004年、グラフィックデザイナーとして広告代理店に就職。2007年よりウェブデザイナーに転職し、以降ウェブとグラフィック両方のデザイン実務経験を積む。
2012年にウェブ解析士、2013年に上級ウェブ解析士の資格を取得したことで、ウェブマーケティングの業務に傾倒。マーケティング提案からウェブサイト企画、デザインまで一貫したディレクションを担う。
2016年、プラスチック成形メーカーの金型部門で、ブロー成形金型の設計に転職。主に自動車のガソリンタンク型を担当し、設計業務だけにとどまらず、最終的にチームリーダーとしてプロジェクト全体のディレクションまでを担当。
2019年9月に独立・創業し、製造業界をターゲットにしたウェブマーケティングサービスをスタート。2年後の2021年10月に法人化し、現在に至る。
【保有資格】
(一社)ウェブ解析士協会認定「上級ウェブ解析士」
(一社)全日本SEO協会認定「認定SEOコンサルタント」
(一社)ウェブ広告協会認定「ウェブ広告エキスパート Silver」
(一社)ウェブ解析士協会認定「初級SNSマネージャー」